アンパンマンは、やなせたかしの絵本から今や国民的な英雄としてなじみあるキャラクターになりました。アンパンマンは、どうしてこんなに人気があるのか。アンパンマンの秘密を探ってみます。
アンパンマンをご存知ですよね。アンパンマンは、大人もこどもも大好きなアニメキャラクターですよね。アンパンマンは、もとはやなせたかし原作の絵本の主人公でした。それが日本テレビ系列でテレビアニメ化されると作者も驚くほど、人気が出て「それいけ!アンパンマン」としてアンパンシリーズのアニメが一人立ちしたのです。アンパンマンは、大きな丸い顔のアンパンを頭に持つ人の姿をした正義の味方ですね。赤い服に茶色のマントを羽織っています。バイキンマンらの敵からの攻撃にやられると元気をなくしますが、顔の部分のアンパンをジャムおじさんから付け替えてもらうと復活します。勧善懲悪のヒーローですが、悪役であるバイキンマンやどきんちゃんとは、結構なれ合いである意味仲間のようですね。実は、今では子供向けのアニメとしてごく一般的なものですが、原型となる作品は、1968年に「PHP」誌に掲載されていた大人向けの作品でした。このアンパンマンの原型作品では、アンパンマンは頭部も普通の人間のようでした。ストーリー展開は、お腹が空いた人のところへアンパンを届けるというものだったようです。
アンパンマンのアニメの特徴の一つとしては、登場するキャラクターの多さでしょうね。もちろんアンパンマンとその仲間たちが中心となっているのですが、後発のポケットモンスター、略してポケモンにも引けをとらないほどのキャラクターたちです。そんなアンパンマンですが、やなせたかしがアンパンマンを生み出した背景には、彼の人生で大きなウェイトを占める戦中戦後の貧しい食糧事情が大きく影響しているようです。そして、『本当の正義は、決して格好のいいものではなく、正義を貫くために当の本人も傷つくもの』と絵本『あんぱんまん』のあとがきで書いていることからもわかるように、やなせたかしの“正義の味方”の理想形が、自らの身を削って人助けをするアンパンマンそのもんだったのですね。読売テレビの「なるトモ!」でやなせたかしがインタビューに応じていました。「究極の正義は、飢えに苦しみひもじい人に食べる物を分け与えることだ。」なぜアンパンマンがヒーローになったのかという問いには、「外の皮は西洋を意味するパンであり、内側は日本人を意味するあんこということで、見た目は西洋でも心意気は日本人である」のだそうです。
実は、アンパンマンはNHK教育テレビででも放映されていたことをご存知ですか?日本テレビでアニメとして登場するよりも以前の70年代後半から80年代初めにかけて、NHK教育テレビで不定期ながらアンパンマンが放映されていました。のちに大ブレイクする日本テレビ版の「それいけ!アンパンマン」と同じストーリー展開でほとんど同じだったそうです。その時の主題歌がインストゥルメンタルにアレンジされて日本テレビ版でも使われていたのだそうです。そして、いまや横浜には、アンパンマンミュージアムが誕生しています。横浜市西区にあるアンパンマンミュージアムは、ショッピングモールと共存する複合施設となっています。もちろんアンパンマンミュージアムは、入場料が必要なのですが、モールのほうは無料で入れます。そして、ここにしかないアンパンマン関連のグッズなどもあって、食べ物がいっぱいのショッピングモールは、とにかくアンパンマンへの憧れとお腹を満たしてくれる夢のある複合商業施設となっています。アンパンマンミュージアムは、ショッピングモール 10:00 〜 18:00、アンパンマンキッチン 10:00 〜 20:00になっています。